【Metaverse】メタバースの世界へようこそ!
メタバースとは?
メタバースという名前は「メタ(meta=超越した)」「ユニバース(universe=宇宙)」を組み合わせた造語です。インターネット上の「仮想空間」のことをいいます。科学技術の進化によって、時折宇宙関連のニュースを聞くことがありますが、これからは、メタバース「仮想空間」の中でも多種多様なビジネスが展開されて目が離せません。例えば、コロナ禍で世間を賑わせた「あつまれ どうぶつの森」。このゲームでは個性豊かなどうぶつたちと、新たな住民として引っ越してきた「あなた」が生活するひとつのメタバースです。つまりメタバースとは、現実世界に体がありながらも、仮想空間で「あなた」が行動できる空間のことをいいます。
メタバースとブロックチェーン
メタバースを理解するために、不可欠な単語が2つあります。「ブロックチェーン」と「NFT」の二つです。(詳しくはメタバース基本用語辞典をご確認ください)ネット上の取引は相手が見えないので余計に心配と感じられる人も多いと思います。「ブロックチェーン」は、各ネット上の取引を相互に監視しあうことでデータの改ざんをしづらくする仕組みのことです。沢山の人がお互いにやり取りをチェックすることをさします。こうしたデータの改ざんを防ぐブロックチェーンを活用することで、唯一無二のコピーされないデータ(NFT)を作成することができます。「NFT」とは作者や所有者の情報をデジタルデータに付与できる技術のことです。例えば、画像ソフトを使って新しいデザインを作ったとして、本来であればデータは複製できるもので、どれがオリジナルのデータなのかを証明することは現在難しいとされています。しかし、NFT技術を用いてデジタルデータにオリジナルの情報を追加すれば、誰が作ったデジタルデータなのか、オリジナルなのか否かが分かるようになり、代替性のない資産として扱えるようになります。もちろん絵画のように、偽物は出回ることはあるかもしれませんが、作成者の元データが付与されているのはオリジナルの作品だけです。そしてメタバース空間の土地や建物も同様に、NFTの技術を用いることで資産化することができます。こうした技術が発展したおかげで、NFTによるビジネスが日本のみならず海外でも活発化しています。
メタバースでできること。
メタバースは、前述の通り、体は現実にありながらも、仮想世界を楽しめる空間です。ゲーム内で商品の売買をしたり、イベントを開催するなど、シンプルにゲームを楽しむのみならず、経済活動をする場にも変化しています。バーチャルライブなども行われます。例えば「フォートナイト」というゲームでは電子音楽のコンサートを開催。メタバースを活用することで臨場感のあるリアルタイムの「ライブ」を楽しむことができます。Decentralanのゲームの世界には広大な土地が広がっており、その土地自体を購入、あるいは既に購入されている土地を賃貸で借りることで、土地上でサービスの提供が可能。オンライン上の自分「アバター」のコスチュームの販売NFTアートの販売ゲームができるスペースを設置し、利用料を徴求したりもできます。ビジネス利用の一例としてはバーチャルオフィスがあげられます。今までのZOOMなどと異なり、メタバースでは自身が仮想空間にアバターなどの姿で赴き、そこで話し合いをするようになります。在宅でも仮想空間を共有することで、社員同士のコミュニケーションを取りやすくなり、アバターを活用して同じ仮想空間でコミュニケーションをとることで、「ただオンラインで会議するだけ」よりも、業務上のコミュニケーションが取りやすくなる、といったメリットがあります。VRなどを装着すれば、仮想空間にいるはずなのに目の前にはパソコンが置いてあり、そのパソコンの操作もできるようになります。また、VR空間を利用することで、あたかも同僚と隣で仕事をしているような気分になれます。
多くの会社や投資家がメタバースに力を入れ始めました。今後市場が盛り上がる可能性は高いでしょう。今後のメタバースの市場の成長を情報共有し、見守っていきましょう。